お客様の声【経営管理ビザ:有限会社オーテック様】
経営管理ビザお客様の声:有限会社オーテック様
埼玉県でプラスティック加工業を経営されている小川様(写真右)は、創業時からの従業員で中国ご出身の陳様(写真中央)のビザ変更に際し、行政書士法人タッチに依頼されました。
当初予定していたビザから経営管理ビザに変更することになった経緯や、出資比率40%で経営管理ビザを取得できた理由などを詳しく伺いました。
(取材:2021年7月)
企業名: 有限会社オーテック
代表取締役:小川貴之様
申請人: 陳百梅様(中国籍)
申請内容:家族滞在⇒経営管理ビザへの変更(役員へ就任)
申請日: 2021年5月20日
許可日: 2021年6月25日
創業時からのパート職員を「家族ビザ」から「経営管理ビザ」に
貴社の業務内容を教えてください
平成17年創業のプラスチック製品の組立・加工業です。今は主に、安全資材の関係、防災用ヘルメットから工事用ヘルメット等、ヘルメット全般の組立・加工をやっております。
創業時の規模は?
私と両親、そして陳さん。あと1〜2名いましたので、5〜6名くらいで始めました。創業時は、今の大宮と違い、戸田市で開業しました。
そこでコツコツコツコツと同じような仕事を続け、現在の従業員は、約20名になりました。
陳さんは創業当初から?
厳密にいうと、創業の翌年からです。まずはパートさんとして来ていただきました。
今期で15期目ですから、14年近く仕事してくれています。創業時から勤続しているのは、陳さんだけですので、そういう意味では主力ですね。すごく助かっております。
当時、陳さんのビザの種類は?
家族滞在ビザです。御主人様が料理人で、ビザがありましたので。
家族ビザから変更に至ったきっかけは?
創業時は、私も勉強不足で、いわゆる外国人のビザの種類や就業時間の制限など、細かい点がわからなかったんですね。
ふつうにパートさんとして働いていただいたんですけれども、人が増えていく中で、家族滞在ビザでは「就労時間に制限がある」ということを知りました。もちろん、就労可能時間の範囲内で仕事をしてはいたのですが。
陳さんは当社において欠かせない人材です。就労可能時間内での勤務では、お互いに困ることが出てきた。「もっと働きたい」という陳さん、「もっと力を貸してほしい」という私。お互いが一致していたからこそ、ビザの変更を考え始めました。
他の行政書士からは、断られました・・・
ビザに関する問題を誰に相談したらいいか、ご存知でしたか?
いいえ。ただ、税理士や社労士との付き合いはありましたので、軽い感じの相談はしていました。しかし専門知識がある感じではなかった。
それに加え、調べていくうちに、外国人のビザ専門家がいるということがわかってきた。それなら専門家に相談してみようということで、ネット検索したのです。
ネット検索でヒットした、ビザの専門家の反応は?
反応は良くなかったです。相談メールで、陳さんの経歴を伝えると、「できないよ」とか「難しいよ」という返答ばかり。私としては、<できる・できない>は別として、<どうやったらできるか?>というアイデアがほしかったのですが、メールでしたし、なかなかそこまでたどり着けなかった。
そんな中、湯田先生がヒット。年齢も若かったですし、これはあくまで想像なんですけれど、柔軟な考えをお持ちなんじゃないかと。するとトントン拍子で、対面で相談できるということで、お会いしました。
もう少し具体的に、どのような点が良かったのですか?
まず、年齢的にも若いという点。おそらく、柔軟な思考の持ち主なのだろうな、という印象ですね。次に、同郷だったこと(笑) 仕事には直接関係ないんですけど、話も合いましたね。
もっとも大きかったのは、対面で相談したときの反応です。当初は電話で相談したのですが、会って話すと、さらに具体的に話が進みました。全般的な印象としては、スピード感も対応も、信頼できるなと思いましたので、その場で依頼を決めました。
当初の「就労ビザ」ではなく、新しく「経営管理ビザ」を提案されました。その時、どう思いましたか?
陳さんが役員になることについては、先ほど言った通り創業当時からいる方ですし、会社としては役員に受け入れることは、なんら問題なかったんです。ただ、その話を本人にしていませんでしたので、不安でしたね。でも経営管理ビザを取ることによって、双方の目的が達成されるのであれば、この方法で行くしかないと割り切れました。
それに、経営管理ビザについても、「ダメかもしれません」と事前に言っていただき、その際の料金的なことも明確にしていただけましたし、そういう意味で安心できましたね。なにより、「今までの通例だと難しいですが、トライしてみましょう!」という形でお力を貸していただけたという点が強く印象に残っております。
経営管理ビザは、出資比率(50:50)の問題もあります
出資比率となると、会社の代表権とかっていうことに関わってくるので、どこまで経営権を譲っていいものなのか、という点。さらに陳さんに、どこまでその責任を負わせていいのかっていう部分もあります。そういう意味では、陳さんの責任を抑えつつ役員として受け入れられる方法を模索しました。
一般的に出資比率50%というのが基準とされていますが、結果的に40%で取れたのは考えうる最高の結果だったと思っています。これも湯田先生からの提案から始まったことですので、感謝しかありません。
行政書士法人タッチへの評価
行政書士法人タッチへの評価をお願いします
100点満点ですね(笑) メールでも電話でのやりとり一つにしても、「これからどうしたらいいのか」「どういう点に注意すべきか」など、具体的に説明してくださいました。指示が明確なだけでなく、相談しやすい方だなという印象でした。
今後の事業展開を教えてください
陳さんは、中国語ができますし、今後製造拠点を中国に作るとなった場合でも、頼りになる存在であることは確かです。そういう意味ではこの先、明るい未来が見えてきたかなという感じがしています。
また今回は、他の行政書士からの判断でも難しい依頼だったと思いましたが、湯田先生からは「今までの通例だと難しいですが、トライしてみましょう!」とできる方法をお考えいただけたからこそ、経営管理ビザが取れたと思っています。今後もビザの更新などでお世話になると思いますが、引き続きお力添えいただきたいと思っています。本当にありがとうございました。
お忙しいところ、ありがとうございました。
- 取材日:2020年10月
- 文中に記載されている数値情報等は、
いずれも取材当日のものです