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ESTAで渡米、結婚、米国市民配偶者として グリーンカード(AOS)ロードマップ【概要版】

※「旅行/短期滞在(ESTA)」で入国後、米国市民の配偶者として米国内でAOS(Adjustment of Status)を申請して永住権を目指す流れ。個別事情で変わるので、最終判断は専門家/USCIS公式情報で確認してください。

1ページで全体像

まず知っておくこと

  • ESTA(VWP)は最長90日。ただしAOS(I-485)を滞在期限内に提出し受理されれば、審査中は原則として米国内で結果を待つことができます。
  • 入国時の説明(観光/短期滞在)と、その後の行動が矛盾すると「虚偽申告(misrepresentation)」の論点になり得ます。
  • VWP/ESTAは「揉めた時のリカバリーが弱い」制度です。不安があるなら、最初からCR1/IR1(領事手続)も検討が安全。

対象:

ESTA(ビザ免除)で入国後、米国市民と結婚し、米国内でAOS(Adjustment of Status)を申請するケース。

申請セット:

結婚 → I-130/I-485等作成 → 郵送/提出 → Receipt → 指紋 → 面接(免除も)→ 承認 → カード

ポイント:最初は「提出セットを作る」ことだけに集中すればOK。面接は“ある前提”で、あとから準備で大丈夫です。

提出先:

USCIS(I-130はオンライン可。I-485パックは指定Lockboxへ郵送が一般的)

費用(政府費の目安):

提出直前に必ず再確認

  • I-130:$625(オンライン) / $675(郵送)
  • I-485:$1,440
  • I-765(EAD):$260 / I-131(AP):$630

 例(I-130郵送 + I-485 + EAD + AP):$3,005(健康診断/I-693等は別)

まず押さえる3ポイント

  • ESTAは原則最長90日滞在(延長不可)。
  • I-485(AOS)提出後は、結果が出るまで米国内に留まるのが一般的。出国はAdvance ParoleAPI-131)取得後が基本。就労はEADI-765)承認後。
  • 入国目的(観光/短期滞在)と後の行動が矛盾すると、虚偽申告(misrepresentation)の論点になり得ます。

※よく聞く「90日ルール」は、“90日待てば安全という意味ではありません。大事なのは「入国時点の説明」と「その後の行動」が一貫していること。

 所要時間(目安)

段階

目安

準備(書類集め)

2〜6週間

提出 → 受領通知(Receipt)

1〜3週間

指紋(Biometrics)

3〜8週間

就労許可EAD(I-765)/ 再入国許可AP(I-131)

数か月(目安)

面接承認(地域差あり)

6〜18か月

カード到着

承認後 1〜4週間

※地域や案件によって大きく変動します。USCISの実際の進行が基準。

 材料リスト(基本パック)

家庭/地域で差はありますが、まずはこの「基本パック」を揃えると安心。

本人確認・入国関係

  • パスポート(写真ページ、入国スタンプ)
  • I-94(入国記録)
  • ESTA承認情報(控え)

婚姻の証明

  • 結婚証明書
  • 過去の離婚/死別がある場合:確定証明(離婚判決・死亡証明など)

関係の実態(“強さ”目安つき)

  • 最強:共同住所(リース、ローン)
  • 強い:共同口座・クレカ・保険(Beneficiary含む)
  • 日常の積み上げ:双方宛ての郵便物(請求書など、月ごとに)
  • 写真:時系列+人物+場所(説明メモがあると面接で楽)

(任意)宣誓供述書:弱い補強。でもあると安心

面接(準備と当日の流れ)

面接は「ある前提」で準備しておくと気持ちが楽です(免除になる場合もあります)。

※ 面接場所:面接通知(Interview Notice)に記載のUSCIS Field Office(住所は通知で確認)

当日の流れ(ポイント)

  • 会場到着セキュリティ受付
  • 待機 → 呼び出し
  • 宣誓質問(結婚の実態・書類確認)
  • 追加書類があれば提出(RFEになることも)

 持っていくもの

  • 身分証(パスポート等)
  • 提出した申請書のコピー一式(I-130/I-485等)
  • 最新の関係証明(共同名義、最新の請求書、写真追加など)
  • 追加で求められそうな原本(結婚証明、出生証明など)

よく聞かれる質問(例)

  • 出会った時期/場所、交際の経緯、プロポーズの話
  • 同居状況(住所・間取り・家賃、家の中の配置)
  • 日常生活(起床時間、家事分担、週末の過ごし方)
  • お互いの家族/友人のこと、結婚式/写真の説明
  • “細かい確認の例:寝具(ベッドシーツ)の色、歯ブラシの置き場所 など
    ※脅すためではなく「想定しておくと落ち着く」ための例です。分からないことは無理に作らず、正直に答えるのが基本。

よくあるQ&A(不安を減らすために)

いつから働ける?

EAD(I-765)が承認されてカードが届いてから。提出直後は不可。

いつ出国できる?

AP(I-131)取得前の出国は原則避ける(AOS放棄扱いのリスク)。

Receiptが来るまで何をする?

控え整理・証拠(写真/共同生活)を追加・指紋/面接に備える。

住所変更は?

早めにUSCISへ住所変更。通知が届かないと指紋/面接を逃す恐れ。

面接当日は何を持つ?

身分証、提出書類の控え、最新の関係証拠、必要そうな原本。

追加書類を求められたら?

RFEの期限厳守。コピー/発送記録を残す。

英語が不安

通訳可否は会場/ルール次第。事前に確認して準備。

ESTAの滞在(90日)よりAOSの審査が長いけど大丈夫?

I-485が受領(Receipt)されれば、結果が出るまで米国内で待機すること自体は一般的。ただし、就労はEAD承認後、出国はAP取得後が原則。

入国後すぐ結婚・申請しても平気?

ケース次第。焦点は「入国時点の説明」と「その後の行動」が一貫しているか。不安があるなら、帰国してCR1/IR1(領事手続)で進める方が設計がシンプルで安心。

どうしても日米を往復したい人は?

AOSはAP前の出国がリスクになりやすいので、最初からCR1/IR1(領事手続)を検討すると安心。

※一般的な目安です。最新のUSCIS要件・料金・フォーム版は必ず確認。

リスク・注意点

  • 入国目的と整合性:入国時の説明と、その後の行動が矛盾すると問題になり得る(misrepresentation)。
  • 「90日ルール」注意:日数で安全確定ではありません。入国時点の説明と整合する行動設計が大切。
  • 出国:AP取得前に出国すると、AOSが放棄扱いになる可能性があるので原則避ける。
  • 就労:EADが出る前の就労は避ける(説明が必要になる/不利になることがあります)。
  • 書類不備:署名漏れ、古いフォーム版、料金ミスは返送の典型。
  • RFE期限:追加提出は期限が短いことも。控え・追跡番号・コピー管理が大事。
  • 関係証拠:同居/共同生活の継続的証拠を更新(最新の請求書、写真、保険など)。
  • 住所変更:引っ越しは必ずUSCISへ。通知未着で指紋/面接を逃すリスク。
  • 過去の違反/逮捕歴:心当たりがある場合は専門家へ(早めが安心)。

迷ったら…ESTA→AOS CR1/IR1(領事手続)のかんたん比較

 

ESTA→AOS(米国内)

CR1/IR1(領事手続)

メリット

早く一緒に住めることが多い

手続の説明がシンプルで誤解リスクが下がりやすい

注意点

入国目的の整合性・AP前出国・揉めた時のリカバリーが弱い

渡米までに時間がかかることがある

向いている人

米国に長く滞在でき、出国予定が少ない/証拠が揃っている

日米往復が必要・入国目的が不安・より安全運転で進めたい

※この資料は一般情報です(法的助言ではありません)。不安点はUSCIS公式情報/専門家で確認。

この記事の監修者
行政書士法人タッチ 代表行政書士 湯田 一輝
2018年8月 ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立
2022年4月 個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」
専門分野 外国人在留資格、帰化申請
外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応
セミナー実績 国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10%クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数
運営サイト 行政書士法人タッチ
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