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アメリカBビザの取得方法と申請の流れ|STEP別に行政書士が解説

アメリカBビザの申請は、ESTAのように数分で完了する手続ではありません。

DS-160の作成から始まり、申請費用の支払い、面接予約、必要書類の整理、面接当日、パスポート返却まで、いくつかの段階を順番に進める必要があります。

そのため、初めての方ほど「何から始めればいいのか分からない」「順番を間違えそうで不安」という状態になりやすいです。

特に、DS-160を急いで出したあとで内容修正が必要になったり、面接日だけ先に押さえて書類準備が追いつかなかったりするケースは少なくありません。

この記事では、Bビザ取得の全体スケジュールを確認したうえで、STEPごとに実務上の注意点を整理していきます。

Bビザ取得の全体スケジュール

まず全体像として、Bビザ取得はおおむね次の流れで進みます。

  1. DS-160を作成する
  2. MRV申請料金を支払う
  3. 面接予約を取る
  4. 必要書類を整理する
  5. 大使館・領事館で面接を受ける
  6. 審査後、ビザ発給・パスポート返却を待つ
    段階 何をするか 実務上の注意点
    STEP1 DS-160作成 目的整理が曖昧なまま送信しない
    STEP2 MRV fee支払い 区分・氏名・申請場所を確認してから進む
    STEP3 面接予約 準備と渡航日程の両方に合う日を選ぶ
    STEP4 書類整理 量より整合性を重視する
    STEP5 面接 DS-160と同じ内容を自分の言葉で答える
    STEP6 発給・返却待ち 行政処理の可能性も見込んでおく

    流れ自体はシンプルですが、実際に時間がかかるのは面接予約までの準備と、予約枠の待機期間です。

    そのため、「出発の直前に動き始める」のはおすすめできません。渡航目的が固まった段階で、できるだけ早く準備を始めることが大切です。

     

    STEP1|DS-160(ビザ申請書)の作成

    最初の中心作業が、DS-160の作成です。

    これはオンラインの非移民ビザ申請書で、氏名、住所、勤務先、家族情報、過去の渡航歴、申請目的などを入力します。

    ここで気をつけたいこと

    DS-160は、単なる入力フォームではありません。

    この内容が面接の基礎資料になるため、少しのズレでも後から説明が難しくなります。

    たとえば、次のような点は特に注意が必要です。

    • パスポートどおりの氏名表記になっているか
    • 現在の勤務先や役職が正しいか
    • 過去の渡航歴や米国渡航歴に漏れがないか
    • 渡航目的がB-1かB-2かの整理に沿っているか
    • 滞在先や連絡先が不自然でないか

    入力途中で保存はできますが、急いで提出してしまうと後から修正対応が面倒になります。

    まずは必要情報をそろえたうえで、全体を見直してから送信するのが安全です。

     

    STEP2|申請費用(MRV fee)の支払い

    DS-160の準備と並行して確認したいのが、申請費用の支払いです。

    Bビザでは、非移民ビザ申請手数料としてMRV feeが必要になります。

    MRV feeとは

    これは申請そのものにかかる手数料で、審査の結果にかかわらず原則返金されません。

    「まだ受かるか分からないから後回しにしたい」と思う方もいますが、予約手続を進めるにはこの費用支払いが前提になります。

    支払い前に確認したいこと

    • 申請するビザ区分が本当にBでよいか
    • 面接を受ける場所に誤りがないか
    • 氏名やパスポート番号の整理ができているか

    費用を支払ったあとで申請方針が大きく変わると、手続が余計に複雑になります。

    だからこそ、DS-160の内容とあわせて初期段階で方向性を固めておくことが大切です。

     

    STEP3|大使館面接の予約

    Bビザでは、原則として面接予約が必要です。

    近年は一部の限定的なケースを除き、多くの非移民ビザ申請者が面接対象となるため、面接前提でスケジュールを組んでおくのが実務的です。

    面接予約で大事なこと

    一番大切なのは、空きがある日をただ取るのではなく、自分の準備状況と渡航予定に合う日を選ぶことです。

    あまりに早い日を取ると書類準備が間に合わず、逆に遅すぎると出発日に影響します。

    日本で申請する場合の考え方

    日本で申請する方は、東京や大阪・神戸などの取扱状況や予約枠を見ながら日程を検討することになります。

    予約状況は変動するため、早めに確認しつつ、必要に応じて空き状況を見直す姿勢が重要です。

     

    STEP4|必要書類の準備

    面接予約が取れたら、持参書類を整えます。

    ここで重要なのは、書類の量ではなく、申請内容と矛盾なく説明できるかです。

    基本的に準備したいもの

    • パスポート
    • DS-160確認ページ
    • 面接予約確認書
    • 規格に合う写真
    • 渡航目的を示す補足資料
    • 日本での生活基盤を示す資料

    B-1とB-2で変わるポイント

    商用のB-1なら、出張命令書、招へい状、会議案内、会社資料などが重要になります。

    観光のB-2なら、旅程、滞在先、訪問先との関係資料、費用負担を示す資料などが整理の中心になります。

    在日外国人の方の追加資料

    日本在住の外国籍の方は、在留カード、在職証明、住民票など、日本で適法に居住していることや生活基盤を示す資料も重要です。

     

    STEP5|大使館での面接

    面接当日は、申請内容に沿って質問に答えることになります。

    ここで見られるのは、英語の上手さよりも、話の一貫性と目的の明確さです。

    面接でよく確認されること

    • 何のためにアメリカへ行くのか
    • どのくらい滞在する予定か
    • 誰が費用を負担するのか
    • 日本でどんな仕事や生活をしているのか
    • 渡航後に日本へ戻る予定があるか

    準備不足の方ほど、質問自体は簡単でも答えがぶれやすくなります。

    DS-160に書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

     

    STEP6|ビザ発給・パスポート返却

    面接後、問題がなければビザ発給に進み、パスポートが返却されます。

    ただし、面接当日にその場で確定するとは限らず、個別事情によって追加確認や行政処理が入ることもあります。

    ここで知っておきたいこと

    たとえば、過去の渡航歴に確認が必要な場合、勤務先や招へい先との関係を追加で確認される場合、申告内容と補足資料の関係をもう一度見られる場合などは、面接当日に即日で見通しが出ないことがあります。だからこそ、出発日を面接直後に置くのではなく、返却までの余裕も含めて全体日程を考える必要があります。

    • 面接が終わっても、すぐに出国日を確定しすぎない方が安全な場合がある
    • 行政処理が入ると期間は読みにくくなる
    • パスポート返却方法や受取方法は事前登録内容に基づいて進む

    つまり、面接が終われば完全に安心、ではなく、返却を受け取るまで一連の手続として見ておく必要があります。

     

    自分で申請する場合と専門家に依頼する場合の違い

    Bビザは、ご自身で申請すること自体は可能です。

    実際、手続の入口だけを見ると「フォーム入力と面接予約でしょう」と感じる方も少なくありません。

    自分で申請する場合

    費用を抑えやすいのは大きなメリットです。

    ただし、次のような不安が出やすくなります。

    • DS-160の表現がこれでよいか分からない
    • B-1かB-2か判断が難しい
    • 補足資料をどこまで出せばよいか迷う
    • 面接で何をどう答えるか不安
    • 過去の渡航歴や不許可歴があり自己判断しにくい

    専門家に依頼する場合

    専門家に依頼するメリットは、申請の代行そのものというより、全体の整合性を早い段階で整えられる点にあります。

    特に、目的整理、必要書類の取捨選択、DS-160の一貫性確認、面接想定問答の準備は、結果に直結しやすい部分です。

     

    まとめ:Bビザ申請は“順番どおり”より“整合性”が大切

    Bビザの流れは、

    DS-160作成

    費用支払い
    面接予約
    書類準備
    面接
    ビザ発給

    という順番で進みます。

    ただ、実務ではこの順番を知っているだけでは足りません。

    大事なのは、最初から最後まで「今回の渡航目的が一貫しているか」「その説明を裏づける書類が整っているか」です。

    特に、

    • ESTAではなくBビザにすべきか迷う
    • 商用と観光が混ざっている
    • 日本在住の外国籍で追加資料が必要
    • 過去に米国ビザ関係で気になる履歴がある

    という方は、早めに専門家と方針を決めた方が進めやすくなります。

    当法人では、Bビザの取得方針の整理から、DS-160作成サポート、必要書類確認、面接対策まで一貫して対応しています。

    不安を抱えたまま進める前に、まずは無料相談をご利用ください。

     

    この記事の監修者
    行政書士法人タッチ 代表行政書士 湯田 一輝
    2018年8月 ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立
    2022年4月 個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」
    専門分野 外国人在留資格、帰化申請
    外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応
    セミナー実績 国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10%クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数
    運営サイト 行政書士法人タッチ
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