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K-1ビザの申請費用と全体の流れ|I-129Fから面接・渡米後90日以内の結婚まで
- 2026年06月29日

アメリカの Jビザは、留学、研究、研修、インターン、教育などの交流訪問プログラムに参加する方のためのビザです。受入先側の手続、必要書類の発行、オンライン申請、面接予約が別々に動くため、最初に全体の流れをつかんでおくと準備しやすくなります。
本稿では、Jビザの基本、申請の流れ、費用、期間、必要書類、J-2家族帯同、二年間居住要件(212(e))、よくある注意点までを、公式情報をもとに実務の順番で整理しています。
目次
Jビザは、アメリカの交流訪問者プログラム(Exchange Visitor Program)に参加するための非移民ビザです。対象には、交換留学生、研究者、教授、教師、研修生、インターン、医師、オーペア、キャンプカウンセラーなどが含まれます。
ここで押さえておきたいのは、Jビザは「先にビザを申し込む」のではなく、まず受入先・スポンサーが決まり、その後に必要書類が発行されてから申請に進むビザだということです。申請の土台になるのが DS-2019 です。
基本の流れは、次のとおりです。
最初の出発点は、学校、研究機関、企業、プログラムスポンサーなど、アメリカ側の受入決定です。受入が決まると、スポンサーから DS-2019 が発行されます。DS-2019 には、プログラム開始日・終了日、区分、スポンサー名などが記載され、面接でも入国時でも必要になります。
次に、原則として I-901 SEVIS費用を支払います。SEVIS は学生・交流訪問者情報システム(Student and Exchange Visitor Information System)のことで、学生や交流訪問者の情報を管理する仕組みです。
その後、オンラインの非移民ビザ申請書である DS-160 を作成します。作成後に表示される確認ページは、面接時の必須書類です。
DS-160 作成後、予約システムを通じて面接予約に進みます。日本在住の申請者は、東京、札幌、大阪・神戸、福岡、那覇で Jビザ申請が可能です。予約待ちは拠点ごとに差があり、毎月更新されます。
面接当日は、パスポート、DS-160確認ページ、写真、DS-2019、SEVIS費用の支払証明などを持参します。研修生(Trainee)とインターン(Intern)は、追加で DS-7002(研修・インターン計画書/Training and Internship Placement Plan)も必要です。
J-1 は、原則として DS-2019 に記載された開始日の30日前から入国できます。プログラム終了後には通常30日間の猶予期間があります。
実務メモ
原則として DS-2019 を確認してから面接に進める方が安全ですが、在日向け案内では、プログラム開始まで1か月を切っても DS-2019 がまだ届かない場合、先に面接を受け、届き次第あとから提出できる旨が案内されています。開始日が迫っているときは、最新の案内を必ず確認してください。
Jビザでは、ビザ申請料と SEVIS費用を分けて考えるのが基本です。申請料は 185米ドルです。SEVIS費用は、J-1 の多くの区分で 220米ドルです。一方、オーペア(Au Pair)、キャンプカウンセラー(Camp Counselor)、サマー・ワーク・トラベル(Summer Work/Travel)は 35米ドルです。
そのため、研究者、交換留学生、研修生、インターンなどで進める場合は、まず 185米ドル+220米ドルで合計 405米ドル前後をひとつの目安にしておくと全体像をつかみやすいです。最終的な金額は、DS-2019 の内容と I-901 支払画面で確認するのが安全です。
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項目 |
金額の目安 |
補足 |
|---|---|---|
|
Jビザ申請料 |
185米ドル |
通常の非移民ビザ申請料 |
|
SEVIS費用 |
220米ドル |
J-1 の多くの区分 |
|
SEVIS費用 |
35米ドル |
オーペア、キャンプカウンセラー、サマー・ワーク・トラベル |
|
合計の目安 |
405米ドル前後 |
185米ドル+220米ドルの場合 |
なお、DS-2019 のプログラム番号が G-1、G-2、G-3、G-7 で始まる米国政府スポンサーの特定プログラムでは、申請料が免除され、在日米国大使館・領事館の案内では SEVIS費用も免除とされています。
このほか、実際には写真代、各種証明書の取得費、翻訳費、交通費などもかかります。Jビザは、実務上、公式手数料だけで終わる手続ではないと見ておく方が現実的です。
Jビザの全体期間は、主に ①受入先・スポンサー側の準備、②面接予約待ち、③面接後の審査・返却 の3つで決まります。
まず、受入先・スポンサー側の準備は、実務上 数週間〜1、2か月程度を見込むことが多いです。ここは学校、研究機関、スポンサー、プログラムごとの差が大きく、公館のような一律の公表日数はありません。
次に、面接予約待ちは公表値を参考にできます。2026年4月15日公表の米国務省 Global Visa Wait Times では、日本の F・M・J の次回予約目安は次のとおりです。
|
申請地 |
F・M・J の次回予約目安 |
|---|---|
|
東京 |
1か月 |
|
大阪・神戸 |
0.5か月未満 |
|
福岡 |
0.5か月未満 |
|
那覇 |
0.5か月未満 |
|
札幌 |
公表値なし(NA) |
最後に、面接後の返却は一律ではありません。追加確認がなければ比較的早く進むこともありますが、行政審査(Administrative Processing)が入ると大きく延びることがあります。
そのため、受入決定からビザ発給までは、おおむね 1.5か月〜4か月前後をひとつの目安にしつつ、時期や案件内容で前後すると考えておくと予定を立てやすいです。実務上は、面接枠より先に「DS-2019 がいつ出るか」で全体の見通しが決まりやすいため、渡航時期が決まっている場合は、まず受入先側の準備時期を確認し、その後に面接日を逆算すると進めやすくなります。
Jビザで基本になるのは、次の書類です。
在日米国大使館・領事館の案内では、次の点も見落としやすいポイントとして挙げられています。
書類は、単にそろっているかだけでなく、氏名表記、旅券番号、受入先名称、プログラム情報が一致しているかも大切です。DS-160、DS-2019、面接時の説明がずれると、補足説明や追加提出が必要になりやすくなります。
J-1 の配偶者や 21歳未満の未婚の子どもは、J-2 として申請できます。J-2 でも、本人ごとの DS-2019 が必要です。主申請者の DS-2019 だけで家族分を兼ねることはできません。
必要書類としては、家族それぞれの DS-2019 に加え、婚姻証明書、出生証明書、戸籍謄本などの関係証明書類が求められます。家族分については追加の SEVIS費用は通常不要ですが、ビザ申請料は人数分かかります。
なお、J-2 の就労については、「J-2 だから自動的にすぐ働ける」とは考えない方が安全です。一般には、入国後に Form I-765(就労許可申請)を行い、就労許可を得てから進める前提で考えるのが実務的です。
Jビザでよく話題になるのが、二年間居住要件(Two-Year Home-Country Physical Presence Requirement / INA 212(e))です。これは、J-1 保有者の全員に一律でかかるわけではありません。主に次のような場合が対象になり得ます。
この要件の対象になると、将来の Hビザ、Lビザ、移民ビザなどに影響することがあります。まずは DS-2019 の記載、ビザ注記、スポンサーからの説明を確認し、自分が対象かどうかを早めに整理しておく方が安心です。
また、J-1 が 212(e) の対象である場合、原則として J-2 の配偶者・子どもにも同じ要件が及びます。将来の進路に関わる論点なので、気になる場合は Waiver(免除)手続の公式案内まで確認しておくと整理しやすくなります。
Jビザは、DS-2019 が見えてから一気に進む手続です。DS-2019 がまだなのに面接や出発日だけを固めようとすると、途中で止まりやすくなります。まずは、受入先がいつ DS-2019 を出せるかを確認するのが先です。
実践的な研修やインターンのような活動は、観光ビザ(B-2)やビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)では行えません。短期間でも、内容に合ったビザ区分で進める必要があります。
日本国籍者の reciprocity 情報では、J-1・J-2 は発給手数料なし、複数回入国、ビザ有効期間60か月が基本です。ただし、ビザの有効期間と、実際にどこまで滞在できるかは別の話です。滞在の前提になるのは DS-2019 と入国時の扱いであり、渡航後も関連書類は大切に保管してください。
Jビザでは、写真の規格や旧パスポートの持参が見落とされやすいポイントです。特に写真は「最近6か月以内・白背景・眼鏡不可」と細かく、直前差し替えになることがあります。
在日米国大使館・領事館の案内は更新されることがあります。たとえば 2026年4月時点では、F・M・J ビザ申請者に対して、ソーシャルメディアのプライバシー設定を「公開」にするよう案内されています。申請直前には必ず最新情報を確認してください。
原則としては、DS-2019 の到着見込みを確認してから全体を動かす方が安全です。ただし、在日向け案内では、プログラム開始まで1か月を切っても DS-2019 がまだ届かない場合、先に面接を受けて、届き次第あとから提出できる旨も案内されています。開始日が迫っているときは最新案内を必ず確認してください。
違います。申請料 185米ドルと SEVIS費用は別です。SEVIS費用は、多くの J-1 区分で 220米ドル、一部区分で 35米ドルです。
できます。配偶者や21歳未満の未婚の子どもは J-2 として申請できますが、家族それぞれの DS-2019 が必要です。
自動的にすぐ働ける前提では考えない方が安全です。一般には、入国後に Form I-765 による就労許可申請を行い、許可取得後に進めます。
原則として、DS-2019 に記載された開始日の30日前からです。
できません。活動内容に合ったビザ区分で進める必要があります。
まずは DS-2019 の記載、ビザ注記、スポンサーからの説明を確認してください。将来の在留計画に関わるため、気になる場合は Waiver に関する公式案内もあわせて確認しておくと安心です。
以下は、本稿の作成時に確認した主な公式資料です。制度・運用・待ち時間・手数料は変更されることがあるため、申請前には必ず最新の公式情報をご確認ください。
・Visa Reciprocity and Civil Documents by Country: Japan
・Waiver of the Exchange Visitor Two-Year Home-Country Physical Presence Requirement
・How to Apply for a J Visa Waiver
・9 FAM 402.5 Students and Exchange Visitors – F, M, and J Visas
| 2018年8月 | ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立 |
|---|---|
| 2022年4月 | 個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」 |
| 専門分野 | 外国人在留資格、帰化申請 外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応 |
| セミナー実績 | 国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10%クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数 |
| 運営サイト | 行政書士法人タッチ 国際結婚&配偶者ビザサポートセンター 帰化申請サポートセンター 就労ビザサポートセンター 永住ビザサポートセンター 経営管理ビザサポートセンター ビザサポートセンター |
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