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特定技能の入管申請は誰がする?登録支援機関と行政書士の役割【2026】
- 2026年10月05日
外国人雇用サポートセンターEmployment of Foreigners
行政書士法人タッチ


特定技能外国人を雇用する費用は、「初期費用(採用・申請時)」と「毎月の費用(支援・分野別の負担金)」に分けて考えると見通しが立てやすくなります。相場の目安は、登録支援機関への支援委託料が1人あたり月額2万〜3.5万円、人材紹介料が1人あたり20万〜40万円、行政書士への申請費用が1人あたり10万〜15万円です。これに分野別の負担金(建設のJAC受入負担金など)、海外から呼び寄せる場合の渡航費、住居の初期費用、2026年10月に改定された在留手続の手数料が加わります。本人に負担させてはいけない費用もあるため、企業負担の全体像を先に押さえておくことが重要です。
本記事では、費目ごとの相場、分野別の追加費用、国内在留者の切替えと海外からの受入れの総額の目安、費用を抑える方法を、現時点の制度に基づいて解説します。
目次
当事務所は外国人の在留資格手続きを専門としていますが、特定技能に関して多くのお客様から「特定技能外国人を雇用したいが、管理費や手数料はいくらかかるのか」というお問い合わせをいただきます。想定される主な費用項目と相場は次のとおりです。
| 費目 | 初期費用(1人あたり) | 毎月(1人あたり) | 発生する条件 |
|---|---|---|---|
| 支援委託料(登録支援機関) | — | 2万〜3.5万円 | 支援を登録支援機関に委託する場合(1号のみ。2号は支援義務なし) |
| 人材紹介料(人材紹介会社) | 20万〜40万円 | — | 紹介会社を通じて採用する場合。年収の20〜30%で設定する会社もある |
| 送出し機関費用(海外) | 10万〜25万円 | — | 海外から受け入れる場合。国・機関により幅が大きい |
| 渡航費 | 5万〜15万円 | — | 海外から受け入れる場合。帰国旅費は企業が確保する義務あり |
| 在留資格申請費用(行政書士) | 10万〜15万円 | — | 申請書類の作成・取次を依頼する場合。更新時は5万〜10万円程度 |
| 在留手続の手数料(入管) | 0〜3.3万円 | — | 認定証明書交付は無料。変更・更新は許可される在留期間により窓口1万〜7.5万円(1年なら3.3万円) |
| 住居の初期費用 | 10万〜20万円 | — | 社宅を用意する場合の敷金・礼金・家具家電等。家賃は本人負担可(適正額の範囲) |
| 分野別の負担金・会費 | 分野による | 分野による | 建設(JAC年会費24万円・受入負担金月額12,500円)、工業製品製造業(JAIM会費)など。多くの分野の協議会は無料 |
1号特定技能外国人を受け入れる企業は、本人が特定技能1号の活動を安定的かつ円滑に行えるよう、職業生活・日常生活・社会生活上の支援に関する計画(1号特定技能外国人支援計画)を作成し、実施しなければなりません。支援業務は多岐にわたるため、自社で支援を行う体制がない場合は登録支援機関に委託します。
委託料は登録支援機関が個別に定めるため決まった金額はありませんが、1人あたり月額2万〜3.5万円で設定しているケースが多く、10人を委託すれば年間240万〜420万円になります。2027年4月からは登録支援機関の支援体制要件が改正され(支援責任者等の常勤配置・受託数の上限など)、委託料の水準が見直される可能性があります。
| 番号 | 支援項目 | 内容 |
|---|---|---|
| ① | 事前ガイダンス | 雇用契約締結後、認定証明書交付申請前または変更許可申請前に、労働条件・活動内容・入国手続・保証金徴収の有無等を対面やテレビ電話で説明 |
| ② | 出入国する際の送迎 | 入国時の空港から事業所・住居への送迎、帰国時の空港の保安検査場までの送迎・同行 |
| ③ | 住居確保・生活に必要な契約支援 | 連帯保証人になる、社宅を提供する等。銀行口座・携帯電話・ライフラインの契約の案内と手続の補助 |
| ④ | 生活オリエンテーション | 日本のルール・マナー、公共機関の利用方法・連絡先、災害時の対応等の説明 |
| ⑤ | 公的手続等への同行 | 住居地・社会保障・税などの手続への同行、書類作成の補助 |
| ⑥ | 日本語学習の機会の提供 | 日本語教室の入学案内、学習教材の情報提供等 |
| ⑦ | 相談・苦情への対応 | 職場や生活上の相談・苦情に本人が理解できる言語で対応し、必要な助言・指導 |
| ⑧ | 日本人との交流促進 | 自治会等との交流の場や地域行事の案内、参加の補助 |
| ⑨ | 転職支援(人員整理等の場合) | 受入れ側の都合で契約を解除する場合の転職先探しの手伝い、推薦状の作成、求職活動のための有給休暇の付与、行政手続の情報提供 |
| ⑩ | 定期的な面談・行政機関への通報 | 支援責任者等が本人と上司等に3か月に1回以上面談し、労働基準法違反等があれば通報 |
要件を満たせば自社で支援を行い委託料をゼロにすることもできます。詳細は特定技能の自社支援への切り替え完全ガイドをご覧ください。
特定技能は、本人が技能試験と日本語試験に合格しているか、就労予定分野に対応する技能実習2号を修了していることが必要です。人材紹介会社はこの基準を満たす候補者のリストを持っているため、紹介会社を介した方が受入れがスムーズに進むケースが多くあります。
紹介手数料は会社によって異なりますが、国内在留者(技能実習修了者・試験合格者)の紹介で1人あたり20万〜40万円、年収の20〜30%で設定している会社もあります。海外から呼び寄せる場合は、現地の送出し機関に支払う費用(10万〜25万円程度、国によって異なる)と渡航費(5万〜15万円)が別途かかります。
特定技能で外国人を受け入れるには、在留資格認定証明書交付申請(海外在住者)または在留資格変更許可申請(国内在住者)を入管に行います。提出する書類は、申請書・雇用契約書・支援計画書・受入れ企業の書類・分野別の書類など100枚を超えることも珍しくなく、多くの企業が行政書士に作成と取次を依頼します。
| 分野 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 建設 | JAC賛助会員の年会費24万円(正会員団体経由は団体の会費)、受入負担金1人あたり月額12,500円、CCUS登録料(事業者0〜24万円、技能者1人2,500〜4,900円) | 受入負担金は本人に転嫁できない |
| 工業製品製造業 | JAIMへの加入(事業所ごと)に伴う会費 | 金額はJAIMの案内で確認 |
| 介護・外食業・飲食料品製造業・宿泊・自動車整備・農業など | 分野別協議会の加入は無料 | 加入時期が「申請前」の分野が増えている |
| 全分野共通 | 技能試験・日本語試験の受験料(本人負担が一般的)、受入れ後の分野別講習(建設など) | 試験費用を企業が負担する場合は雇用契約で明確に |
| ケース | 初期費用 | 年間の費用(毎月分×12) |
|---|---|---|
| 自社の技能実習生を切り替え、支援を委託 | 行政書士10万〜15万円+手数料3.3万円(1年の場合)=約13万〜18万円 | 支援委託24万〜42万円+分野別負担金 |
| 国内の試験合格者・修了者を紹介で採用、支援を委託 | 紹介20万〜40万円+行政書士10万〜15万円+手数料+住居10万〜20万円=約45万〜80万円 | 同上 |
| 海外から呼び寄せ、支援を委託 | 送出し10万〜25万円+紹介・渡航15万〜35万円+行政書士10万〜15万円+住居10万〜20万円=約45万〜95万円 | 同上 |
| 自社支援に切り替えた場合 | 上記から変わらず | 支援委託料0円(社内担当者の人件費・通訳費は自社負担) |
人材紹介料と住居費を企業がどこまで負担するかで総額は大きく変わります。給与・社会保険料は日本人と同等以上が要件なので、人件費そのものは日本人を雇う場合と変わりません。
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上記のように、特定技能外国人の受入れには様々な手続きが必要で、登録支援機関や人材紹介会社に支払う手数料も発生します。費用と定着率を比べたとき、日本人を採用した方が企業にとってメリットが大きいケースもあるため、受入れの判断は費用の全体像を把握したうえで慎重に行ってください。
できません。支援費用を本人に負担させることは受入れ機関の基準違反です。紹介料も企業が負担するものです。家賃など本人が受ける利益に対応する実費は、適正な範囲で本人負担にできます。
2号は支援義務がないため支援委託料がかからなくなります。一方、分野別の負担金(建設のJAC負担金など)や申請費用は引き続き発生します。
自社の職員が書類を作成し、申請取次の承認を受けて提出すれば、外部費用は入管の手数料だけです。ただし書類の量が多く、不備があると審査が長引くため、初回は専門家に依頼する企業が多いのが実情です。
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| 2018年8月 | ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立 |
|---|---|
| 2022年4月 | 個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」 |
| 専門分野 | 外国人在留資格、帰化申請 外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応 |
| セミナー実績 | 国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10%クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数 |
| 運営サイト | 行政書士法人タッチ 国際結婚&配偶者ビザサポートセンター 帰化申請サポートセンター 外国人雇用サポートセンター 永住ビザサポートセンター 経営管理ビザサポートセンター ビザサポートセンター |
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