国際結婚・配偶者ビザの取得をトータルサポート！

カメルーン人と国際結婚する方法には、日本で結婚の手続きを進める方法と、カメルーンで結婚の手続きを進める方法の2つがあり、それぞれ手続きが大きく異なります。

日本で結婚の手続きを進める場合の流れ

カメルーン人のパートナーが日本に来日して、婚姻の手続きを進める場合です。

具体的な手続きの流れは以下の通りです。

1. カメルーンで「独身証明書」を取得し、日本で使えるように認証を受ける

まず、カメルーン人パートナーが結婚するための要件を満たしていることを証明するため、カメルーン本国の裁判所や戸籍登録センターで「独身証明書（Certificat de Célibat）」を取得します。

その証明書を日本で有効にするため、以下の手順で認証を受ける必要があります。

• 1. カメルーンの外務省で認証を受ける。
• 2. 在カメルーン日本国大使館で領事認証を受ける。

この手続きには非常に時間がかかるため、早めに準備を始めることが重要です。

2. 日本の市区町村役場で婚姻届を提出する

認証済みの独身証明書を入手したら、日本の市区町村役場に婚姻届を提出します。

【必要書類の例】

• 婚姻届
• 本人確認書類（運転免許証、パスポートなど）
• カメルーン人の方の上記「独身証明書」（認証済み）
• 上記証明書の日本語訳（翻訳者の署名が必要）
• カメルーン人の方のパスポート

3. カメルーンへの婚姻の登録

日本の法律上の結婚が成立した後、その事実をカメルーンに登録（転記）します。

そのためには、日本の公文書（婚姻届記載事項証明書や戸籍謄本）に、以下の手順で領事認証を受ける必要があります。

• 1. 日本の外務省で「公印確認」を受ける: アポスティーユ認証とは異なる証明です。
• 2. 在日カメルーン大使館で「領事認証」を受ける: 外務省の公印確認を受けた書類を大使館に持ち込み、最終的な認証を受けます。

この領事認証を受けた書類をカメルーンの戸籍当局に提出することで、婚姻が登録されます。

4. 配偶者ビザ（在留資格）の手続きをする

結婚後、日本で夫婦として一緒に暮らす場合は、カメルーン人配偶者の在留資格を「日本人の配偶者等」に変更または新規申請する手続きが必要です。

カメルーンで結婚の手続きを進める場合の流れ

日本人のパートナーがカメルーンに渡航して、現地の方式で結婚手続きを進める場合です。

1. 日本で戸籍謄本を取得し、領事認証を受ける

まず、日本人の戸籍謄本（発行から3ヶ月以内のもの）を取得し、カメルーンで有効にするために以下の手順で領事認証を受けます。

• 1. 日本の外務省で「公印確認」を受ける。
• 2. 在日カメルーン大使館で「領事認証」を受ける。

2. 在カメルーン日本国大使館で「婚姻要件具備証明書」を取得する

カメルーンに渡航後、在カメルーン日本国大使館で、日本人が日本の法律上、結婚できる状態であることを証明する「婚姻要件具備証明書」を取得します。

【必要書類の例】

• 発給申請書
• 戸籍謄本（領事認証を受けたもの）
• 日本のパスポート

3. カメルーンの戸籍登録センター（Centre d’Etat Civil）で婚姻手続きを行う

次に、現地の戸籍登録センターで婚姻手続きを進めます。

1. 婚姻の公示 (Publication des bans)

婚姻の申請書類を提出した後、30日間の公示期間が設けられます。この間に異議申し立てがなければ、次のステップに進みます。

2. 書類提出

日本人側の書類（婚姻要件具備証明書、領事認証付き戸籍謄本と翻訳、パスポートなど）と、カメルーン人側の書類（出生証明書、独身証明書など）を提出します。

3. 婚姻の挙式

公示期間が満了した後、戸籍登録官（Officier de l’Etat Civil）によって結婚式が執り行われ、法的に婚姻が成立します。

4. 婚姻証明書の発行

挙式後、「婚姻証明書（Acte de Mariage）」が発行されます。

4. 日本への報告的届出（婚姻届の提出）

カメルーンでの結婚が成立したら、3ヶ月以内に日本側にも報告的届出をする必要があります。在カメルーン日本国大使館、もしくは日本の市区町村役場に婚姻届を提出します。

【必要書類の例】

• 婚姻届
• 日本人の戸籍謄本
• カメルーンの婚姻証明書の原本
• 上記婚姻証明書の日本語訳
• カメルーン人配偶者の国籍を証明する書類（パスポートなど）とその日本語訳

5. 配偶者ビザ（在留資格）の手続きをする

結婚後、日本で夫婦として一緒に暮らす場合は、カメルーン人配偶者のために「日本人の配偶者等」の在留資格認定証明書交付申請を行う必要があります。

この証明書が交付された後、カメルーンの日本国大使館で査証（ビザ）の発給を受け、来日することになります。

この記事の監修者

行政書士法人タッチ 代表行政書士 湯田　一輝

2018年8月	ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立
2022年4月	個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」
専門分野	外国人在留資格、帰化申請 外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応
セミナー実績	国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10％クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数
運営サイト	行政書士法人タッチ 国際結婚＆配偶者ビザサポートセンター 帰化申請サポートセンター 就労ビザサポートセンター 永住ビザサポートセンター ビザサポートセンター

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