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申請当日の流れと結果が出るまでの完全ガイド|不許可だった場合の対処法

配偶者ビザ申請の準備において、必要書類を集め、申請書や質問書を作成することは大きな山場です。しかし、最後に待っている重要なステップが、完成した書類を入管へ正しく提出することです。

第1回から第4回までで、要件の理解、必要書類の収集、申請書・質問書の作成まで進めてきました。いわばここまでは、入管に提出するための「申請書類一式」を完成させる準備期間です。最終回となる本記事では、その書類を実際に入管へ提出し、審査結果を受け取るまでの流れを解説します。

「どこの入管に行けばいいのか」「申請当日は何を持っていけばいいのか」「審査中に連絡が来たらどう対応すればいいのか」と、不安に感じる方も多いですが、ご安心ください。

この記事では、累計1,000件以上の配偶者ビザ申請を手がけてきた行政書士の実務目線から、申請当日の流れ、申請後の審査期間、追加資料を求められた場合の対応、そして許可・不許可の結果を受け取るまでを、初めての方にも分かりやすく徹底解説します。ゴールはもう目の前です。最後の不安を、一つずつ解消していきましょう。

📚 配偶者ビザを自分で申請するシリーズ(全5回)
▶ 第5回|申請当日の流れと結果が出るまでの完全ガイド【本記事】

 

本記事の対象範囲

本記事は「在留資格認定証明書交付申請(海外から配偶者を呼び寄せるケース)」と「在留資格変更許可申請(日本にいる方が配偶者ビザへ変更するケース)」の両方に対応しています。申請当日の窓口での流れは共通ですが、申請先(管轄)と結果の受け取り方が一部異なります。その違いも本文で具体的に解説します。

申請方法は「窓口」と「オンライン」の2種類

配偶者ビザの申請方法には、大きく分けて次の2つがあります。

  • 窓口での申請(入管へ直接出向いて提出する)
  • オンラインでの申請(在留申請のオンラインシステムを利用する)

「窓口は混むと聞くから、オンラインのほうが楽そう」と感じる方は多いと思います。実際、東京入管の窓口では、数時間待たされることも珍しくありません。

ただ、現状ではオンライン申請は、個人の方にとってまだまだ不便というのが正直なところです。

【ポイント】なぜ個人の申請は「窓口」がおすすめなのか

オンライン申請を利用するには、事前に対応機器や環境を準備したうえで、利用者情報の登録を済ませておく必要があります。私たち行政書士のように年間何百件と申請する事務所であれば、当然オンライン申請を活用します。ですが、生涯に1回するかどうかという個人の方にとっては、この事前準備の手間を考えると、窓口で申請してしまったほうが結果的に楽なケースがほとんどです。

そのため本記事では、多くの方が選択する「窓口申請」の流れに沿って解説していきます。

ステップ1|申請当日の流れ

まずは「管轄の入管」をチェック

申請書類は、どこの入管(地方出入国在留管理局)に出してもよいわけではありません。お住まいなどに応じて、提出先となる管轄の入管が決まっています。

  • 在留資格変更許可申請の場合:お二人が住んでいる地域を管轄する入管が申請先です。
  • 在留資格認定証明書交付申請の場合:日本人配偶者が住んでいる地域を管轄する入管が申請先です。
【注意】お二人とも海外にお住まいの場合

お二人とも海外に住んでいる認定申請のケースでは、代理人となる日本人配偶者の親族が住んでいる地域を管轄する入管が申請先になります。お二人の日本での「予定居住地」が基準ではない点にご注意ください。

【注意】短期滞在ビザから変更する場合は手順が異なります

短期滞在ビザから直接配偶者ビザへ変更申請を行う場合は、本記事で解説する流れとは手順が異なります。該当する方は、短期ビザから配偶者ビザへ直接変更する方法を解説した記事を必ずご確認ください。

入管に到着してからの手続きフロー

入管に到着してからの流れは、おおむね次のようになります。

入管での手続きフロー
  1. 受付で番号札を取る
  2. 自分の番号が呼ばれるまで待つ(時期や時間帯によっては1〜3時間以上待つこともあります)
  3. 窓口で書類一式を提出する
  4. 職員がその場で書類の種類や数をチェックする
  5. 問題がなければ受理され、「申請受付票」が交付される

待ち時間について補足します。特に東京入管は非常に混雑しており、2〜3時間待ちは日常茶飯事です。時間に十分な余裕を持って向かうことをおすすめします。

提出時、職員のチェックで不備が見つかった場合の対応は、不備の程度によって変わります。

  • 軽微な不備の場合:「この書類が足りないので、後日郵送で追加してください」と案内され、その日は申請を受理してもらえるケースが多いです。
  • 不備が多い場合:必要書類が大幅に足りない、申請書の書き方が大きく違うといった場合は、その場で受理してもらえません。改めて書類を整え直して、再度入管へ出向くことになります。

せっかく何時間も待って呼ばれたのに、不備で受理してもらえなかった……ということになっては、大変もったいないです。第2回〜第4回で解説した内容をもとに、書類をしっかり整えてから申請に向かいましょう。

【重要】「申請受付票」は結果が出るまで大切に保管

無事に受理されると交付される「申請受付票」は、審査状況の問い合わせなどに使うことがあります。許可の通知が届くまで、必ず大切に保管してください。なお、窓口で難しい質問をされることは稀ですが、もし何か聞かれても、正直にお答えいただければ問題ありません。

ステップ2|申請後から結果通知まで

書類を提出したら、ここからが本当の審査の始まりです。提出して終わりではなく、申請後の流れもあらかじめ理解しておきましょう。

審査期間の目安

審査にかかる期間は、申請の種類や個別の状況、入管の混雑具合によって大きく変わります。公式には1ヶ月〜3ヶ月が標準処理期間とされています。

ただ、正直なところ、最近の傾向としては、それ以上かかることも珍しくありません。特に変更申請・認定申請が集中する東京入管では、4ヶ月・5ヶ月とかかるケースも現状少なくありません。

【ご安心ください】審査期間が長い=不許可、ではありません

審査が長引いていると「何か問題があるのでは」と不安になりますが、審査期間の長さと結果は直接関係しません。長くかかっているからといって不許可になるわけではありませんので、落ち着いて結果を待ちましょう。

審査中に「追加資料の提出通知」が届いたら

審査の途中で、入管から封筒が届き、「追加で資料を提出してください」という通知が来ることがあります。これを見て「不許可の兆候では?」と不安になる方が非常に多いのですが、慌てる必要はありません。

【最重要】追加資料の通知は「不許可の兆候」ではありません

むしろ逆のケースが多いです。これは、審査官が「許可を出したい」と考えているものの、「許可を出すには、あと一点だけ確認したい」という疑問点を解消するために送られてくる、前向きな通知であることが多いのです。最後の許可までに足りない「1ピース」を埋めてください、という合図だと捉えてください。

例えば、次のような依頼があります。

  • 収入面:「課税証明書は確認したが、直近で転職があったので、直近の給与明細も提出してください」
  • 交際面:「写真は確認したが、もう少し日常のやり取り(LINEやメッセージアプリの通信履歴など)を提出してください」
  • 単純な確認:「この書類の記載内容について、補足説明をしてください」

では、どう対応すればよいか。対応はシンプルです。

追加資料への対応の進め方
  1. 通知の内容を精読する:審査官が「何」を「いつまでに」求めているのかを、正確に把握します。
  2. 誠実に対応する:求められた資料を、ありのまま準備します。
  3. 必ず期限内に提出する:これが最も重要です。期限に間に合わない可能性がある場合は、必ず入管に電話を入れ、事情を説明してください。
【厳禁】最もやってはいけないのは「無視」すること

追加資料の依頼を無視してしまうと、審査官は「疑問点が解消されなかった」として、不許可の判断を下さざるを得ません。これは不許可になる最大の原因の一つです。追加資料の依頼は、許可を得るための大切なチャンスと捉え、必ず誠実に対応してください。

結果の受け取り方

いよいよ結果の通知です。受け取り方は、申請の種類によって異なります。

申請の種類 受け取り方(許可の場合) その後の流れ
認定申請
(海外から呼び寄せ)
「在留資格認定証明書」そのものが、日本人配偶者の自宅に書留郵便で届きます。 海外のパートナーへ送付 → 現地の日本大使館でビザの発給手続き → 来日
変更申請
(日本国内で変更)
結果が「ハガキ」で届きます。 ハガキとパスポートなど指定の持ち物を持って再度入管へ → 新しい在留カードを受け取る
【補足】オンライン申請の場合

オンライン申請を利用した場合は、結果がメールで通知されます。認定証明書は「電子交付」という形で受け取れます。

万が一、不許可になってしまったら

残念ながら、配偶者ビザの申請は100%許可が出るものではなく、不許可になってしまうケースもあります。しかし、一度不許可になっても、それで全てが終わるわけではありません。再申請の道があります。

もし不許可の通知を受け取ったら、まず行うべきことは一つです。

必ず入管へ出向き、不許可になった理由を直接確認することです。

審査官は、どのポイントが許可の基準に満たなかったのかを説明してくれます。その理由を正確に把握し、その部分を改善・補強したうえで、もう一度申請にチャレンジすることが可能です。逆に、同じ状況のまま再申請しても、結果はまた不許可になってしまいます。不許可の理由を明確にし、しっかりリカバリーしたうえで再申請することが、何より重要です。

【重要】不許可になったら、一度専門家へ

この段階になると、ご自身だけで原因を分析し、的確な対策を立てるのは非常に困難です。もし不許可になってしまった場合は、一度、私たちのような専門家にご相談いただくことを強くおすすめします。

まとめ

本記事では、申請当日の入管での流れから、審査期間、追加資料への対応、結果の受け取り方までを解説しました。最後に、申請当日と審査対応で押さえておきたいポイントを3つにまとめます。

申請当日と審査対応の3つのポイント
  • ① 万全の準備で窓口へ:管轄の入管を確認し、書類を完璧に整えてから申請に向かう(待ち時間にも余裕を持って)
  • ② 審査期間は長引きがち:長くかかっても不許可とは限らないので、落ち着いて結果を待つ
  • ③ 追加資料の依頼は前向きな合図:無視せず、必ず期限内に誠実に対応する

これで、「配偶者ビザを自分で申請する」全5回のシリーズは終了です。第1回からご覧いただいた皆様は、配偶者ビザ申請の全体像から、具体的な書類の準備、そして最後の申請手続きまで、必要な知識を一通り身につけていただけたことと思います。

国際結婚の手続きは、決して簡単なものではありません。しかしそれもまた、ご夫婦で力を合わせて乗り越える、最初の共同作業です。このシリーズが、皆様の新しい生活のスタートを少しでも後押しできたのであれば、大変嬉しく思います。

皆様の申請が無事に許可され、素晴らしい日本での生活を送られることを、心より願っております。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

本シリーズの他の記事

📚 配偶者ビザを自分で申請するシリーズ(全5回)
  • 第1回|配偶者ビザ許可の3大条件と申請パターン
  • 第2回|配偶者ビザの必要書類
  • 第3回|配偶者ビザ申請書の書き方
  • 第4回|質問書の書き方(審査官に響く例文付き)
  • ▶ 第5回|申請当日の流れと結果が出るまでの完全ガイド【本記事】

本記事の内容を動画でも解説しています

本記事の内容は、行政書士法人タッチ代表の湯田が動画でも詳しく解説しています。申請当日の入管窓口での流れや、審査中に追加資料を求められたときの対応のしかたなど、本記事のポイントを動画でも分かりやすくお話ししていますので、文字よりも動画で学びたい方はぜひあわせてご覧ください。

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書類の準備から入管への申請、そして審査中の対応まで、配偶者ビザの手続きはご自身でも進められます。しかし、一度不許可になってしまうと、その理由を分析し、リカバリーしたうえで再申請するハードルは一気に高くなります。「自分のケースで本当に許可が出るか不安」「申請前に一度プロの目でチェックしてほしい」という方は、当事務所の初回無料相談をぜひご活用ください。

当事務所は、累計10,000件超の相談実績、許可率99.8%以上の実績で、お客様お一人おひとりのケースに寄り添ったサポートを提供しています。日本語・英語・中国語・ベトナム語の多言語対応、初回相談0円、不許可の場合は全額返金保証。

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この記事の監修者
行政書士法人タッチ 代表行政書士 湯田 一輝
2018年8月 ビザ申請・帰化申請専門の「ゆだ行政書士事務所」設立
2022年4月 個人事務所を行政書士法人化「行政書士法人タッチ」
専門分野 外国人在留資格、帰化申請
外国人ビザ関係を専門とし、年間1000件以上の相談に対応
セミナー実績 国際行政書士養成講座、公益財団法人戸田市国際交流会、埼玉県日本語ネットワーク、行政書士TOP10%クラブ、行政書士向け就労ビザ講習会など多数
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