永住申請を行政書士に依頼する
永住申請をしたいと考えたときに、ご自身で申請されるか行政書士に依頼するかという選択肢があると思いますが、行政書士に依頼をすると報酬が発生します。決して安い金額ではありませんが、たくさんのメリットがあります。ご自身で申請される場合と比較してどんなメリットがあるかご紹介します。
永住権の要件に適合しているか
永住権は日本にいる外国人がだれでも申請できるわけではありません。要件は出入国在留管理庁(入管)のホームページに掲載されていますが、自分があてはまっているか判断は難しいところもあります。行政書士に相談をすると、適合しているかどうかの判断も適格に行ってくれますし、また要件を満たしていない場合でもどの点をどうやったらクリアできるか、ベストな申請時期などのアドバイスも行ってくれます。
書類の収集と作成
永住許可申請に必要な書類は出入国在留管理庁のホームページに掲載されていますが、これは必要最低限の提出書類です。個々の状況によって、提出すると永住許可の支えになる書類もありますので、永住申請を多数行っているプロの行政書士がそれを判断できるというのは大きなメリットです。
これらの書類をご自身で探し出して用意するのはなかなか難しいですし、申請時に揃えて提出できると許可までもスムーズです。また住民票などの役所で取得しなくてはいけない書類も行政書士が代行で取得できるので、普段お仕事等で日中お忙しい場合に役所に行く手間も省けます。
申請書類のフォーマットもホームページに掲載があります。さほど難しいものではありませんが、記入漏れやミスなどはやはり二度手間になってしまいます。依頼をすれば行政書士が申請書等を作成しますので、プロにお任せすると間違いのない書類を用意することができます。
追加書類への対応
永住許可申請をした後、入管から追加書類の提出を求められることがあります。追加書類の提出は期限も決められていますし、最初に提出した書類では永住権の審査に足りないということですので、より慎重に準備する必要があります。永住申請を行っている行政書士は追加書類についても専門的な知識をもっていますので、的確に対応することができます。
申請の代行
永住申請を行政書士に依頼した場合、基本的には申請は行政書士が代行して行います。入管は混雑も多くまた場所も不便なところにある場合が多いので、ご自身で申請となると申請の日にも時間をつくらないといけません。また、それぞれの行政書士事務所のサービスによって異なりますが、永住の許可が下りて新しい在留カードの受け取りも行政書士が行うことができます。
不許可になった場合
永住申請が不許可になってしまった場合、なぜ不許可になったのか入管に確認をすることができます。これはご自身で申請を行った場合、もちろん自分で聞きに行くことが可能ですが、あまりよくわからなかった、ということが多いようです。行政書士に依頼すると一緒に不許可の理由を聞きに行くことができますし、その理由からリカバリーできる点を探し出して再度申請を行うことも可能です。
不安や疑問を解消
永住権を希望するということは、日本でそれなりの時間をすごしているということでしょう。すると在留期限や入管への申請に対して不安に思ったり、ストレスを感じたりした経験がある方も多いと思います。
専門家に依頼をするとそういった不安からはだいぶ解放されますし、申請準備中や申請中などに状況が変わったけれどこういう場合はどうしたらよいのか等、その都度インターネットで検索をしたり不安に思ったりするよりはすぐ相談できて答えが返ってくるというのは、専門家に依頼をする大きなメリットではないでしょうか。
永住権は取得できるとたくさんの利点がある分、申請に時間も労力もかなりかかる作業です。行政書士に依頼をすると時間と労力がかかる大部分を代行してくれることになります。また永住の許可率は50%前後です。ということは半分くらい不許可になってしまうということでもあります。
プロの専門家に依頼すると許可になる可能性ももちろん高くなりますし、申請から許可までよりスムーズです。行政書士によって提供しているサービスや料金なども様々ですが、永住申請をお考えの場合は、行政書士に依頼することも視野にいれてみてはいかがでしょうか。